優しくして優しくされたい

君を形容する言葉を探してる

愛のお日様が降り注ぐ

 

2019年11月22日、私は新幹線に乗って京都に向かいました。京都・南座で行われた「虎者 NINJAPAN」を見るために。そして、最愛なる自担、川島如恵留くんの誕生日を祝うために。

 

この日見たもの、感じたこと、絶対忘れないけれど、できるだけ多く覚えていたいから書きます。

 

如恵留くんの25歳のお誕生日の日の自分から、愛を疑いたくなってしまったいつの日かの自分へ。

 


初めて行った南座は思ったよりも大きかった。正面はそんなに広くないけれど、高さがあって、客席もその2週間前に行ったサンシャイン劇場より少し広かった。

そんなあの日の南座は、愛に溢れていた。愛が充満して、はち切れそうだった。

 

ほとんどいつも通りストーリーが進んで、2幕のショータイム、緞帳が降りて終わると見せかけて叫ばれる次の曲名、だけが違った。

「ハッピーバースデー!」

いつもは客席のファンを楽しませるために上げられる宮近くんの声は、その時だけは如恵留くんを祝うためのものだった。

そしてその瞬間、1度降りる幕に合わせて鳴らされていた拍手がわっと大きくなった。

私はありったけの思いを込めて手を叩いた。とにかく大きな拍手を如恵留くんに浴びせたいと思った。それでも、その音がかき消されるくらい、誰もが大きな音で如恵留くんを祝っていた。

如恵留くんの誕生日とはいえ、如恵留くんのファンだけが集まったわけではない。それでも、その拍手は如恵留くん1人へと注がれていた

 

影山くんと新くんが運んできてくれたケーキを見て、如恵留くんは顔を覆った。覆う直前に見えた表情は、照れたような、泣きそうな、でも、とっても嬉しそうだった。

 

元太くんが「おめでと~!」って言いながら抱きついて、如恵留くんは「泣いちゃうから!泣いちゃうからやめて!」なんて言ってたけど、本当はその前のTogether nowからうるうるしてたよね。そんな照れ隠しをいいながらも、後ろから回った元太くんの腕をぎゅっと抱き返しているのに気付いた時、私の心はとっても温かくなった。

 

それから、宮近くんに振られて、夢の話を聞かせてくれた。

1つ目は「Travis Japanとして大きくなる」、2つ目は「来年の誕生日までにニュースキャスターになる」こと。

トラジャにこだわって、そして具体的な未来の話を聞かせてくれたことがとっても嬉しかった。

 

最後に、トラジャが「お誕生日!」って言ってから客席も含めみんなで「おめでとう!!」って言って、如恵留くんがロウソクを吹き消した。その後駆け寄ってきたしーくんが言った言葉が「いつもありがとう」。自分が生まれてきた日に、ありがとうって言って貰えるって、人が生まれてきた日に、ありがとうって言えるって、なんて素敵なんだろう。

 

そんな風に誕生日を祝われる如恵留くんを見てわかったこと。如恵留くんの周りにはきちんと愛がある。如恵留くんの周りで愛は巡っている。

 

 

 

ここから少し、私のうじうじした話をします。

 

なんでだろう。今年、自担の周りに転がる悪意とか無関心に勝手に傷ついてしまうことがあって。私はどう頑張っても自担を好きという立場から離れられないから気づいていないだけで、俯瞰で見たら、悪意とか無関心の方が大多数で正解みたいになってるんじゃないか、とあくまでも私が勝手に思い詰めてた時期がある。本当にただの他人が勝手に病んでごめんなさい。

 

それは、他担の友達の「如恵留くんすごいね」って言葉だとか、共演者の何気ないエピソードとかで回復しました。

でも、時々思い出す。大好きで尊敬していて、いつかああなりたいって目指していた人が無遠慮に傷つけられた瞬間のこと。自担はもしかしたらそこまで傷ついていなかったかもしれないけれど、好きなものが傷つけられた私の痛みはなかなか消えなかった。アイドルは自分の生き方を見せる仕事だと言って、心が手に取るようにわかるくらい感情豊かにステージに立つ人が、身を削って生んだ表現を傷つけられた痛みを勝手に想像して、勝手にいてもたってもいられなくなった。

 

その傷が、お誕生日を祝われる如恵留くんを見て、完全に癒えた。

 

如恵留くんの周りには、抱えきれないくらい愛で溢れていた。

そして如恵留くんは、その沢山の愛を全部抱えようとしてくれていた。

 

包み込むような拍手の音。
1番に駆け寄ってくれるメンバー。
大きな夢を一言も茶化さずに、聞いてくれた人たち。

 

最初は恥ずかしがっていたけど、ステージの真ん中に立ってくれて、「おめでとう」の1音も聞き逃さないように客席に体を向けて、抱きしめられた腕を抱き返して。「川島如恵留Travis Japanだから」と自分の能力を全てグループに還元することを誓って。

 

私の大好きな人は、沢山の人に愛されて、守られている。そしてそれを、そのまま、愛で返してくれている。

 

あのステージ上で、愛が生まれて、それを愛で返して、それを見てまた愛が生まれて。月並みな表現だけど、本当に、あの場所には愛しかなかった。

他人が勝手に心配することなんかなかった。ちゃんと如恵留くんは愛の中で生きている。そうだよ、僕の世界はどんどん優しくなってるって言ってたじゃん。

疑って勝手に悲しくなってごめんね。
もう大丈夫。きっとあの空間にいた人は、みんな如恵留くんが困った時、辛い時、寂しい時に手を差し伸べてくれる。それは、如恵留くんが優秀だとか役に立つとかそんな理由じゃない。如恵留くんが日頃から周りに優しくしているから。如恵留くんが愛に溢れた人だから、如恵留くんの周りには愛が集まってくる。

その愛の循環には、ちゃんとファンも含まれている。如恵留くんが一方的に私たちに与えてくれるものじゃなくて、ちゃんと私たちからの気持ちも如恵留くんに届いている。そうでなければ、あんなに綺麗な瞳で客席を見つめないよ。暗い客席を、眩しそうに、それでもしっかりその目に焼き付けようとしてくれていた。あの何よりも綺麗な瞳は、私の宝物になった。

 

だから、今度は如恵留くんの宝物になるような景色を見せたいと思った。如恵留くんの瞳に匹敵するような綺麗な景色はファンだけではきっと作れないから、#一緒に素敵な景色作ろうね

 

 

最後に。
もうそんな世界にいることはわかっている。それでもなお、より一層と願わずにはいられない。だって私は如恵留くんが好きだから。

 

如恵留くんに温かい愛のお日様がいつまでも降り注ぎますように